高額なコースを買わされやすい
人が借金地獄に堕ちる原因を一つずつ見ていきます。
今回はエステや整形手術など、身体の外見をよくする技術への過剰投資です。
エステは、ホストやブランド品の買いすぎとともに、女性が借金地獄に落ちる典型的な原因です。
エステサロン
エステサロンは、マッサージ的な施術で体形を改善するものですが、多種多様なものが提供されています。
キャビテーションやハイフォーカスなど最新の機器をウリにするもの、アロマオイルなどの材料を使用するもの、インドや韓国の伝統技術を取り入れたと称するものなど。
美顔術、バストアップ、くびれ、O脚など、特定の部位の改善を売り物にしたプログラムも数多くあります。
初回施術を非常に安く設定して集客していますが、行ってみると言葉巧みにコースを勧められます。
効果を上げるには継続的に受けることが必要なのは事実であり、1回ずつ受けるよりコースの方が安いのも事実です。
しかし、コースの料金は何十万円もして普通の収入の女性には大金であり、一つのコースが終わりに近づくとまた別のコースを勧められます。
これをローンを組んでどんどん買わされます。
また、そのサロンでしか販売していない美容商品を、特別な効果があるものとして売り込まれます。
時には買わないと居心地が悪いような状況にまで追い込まれて、多くの利用者が購入することになります。
これがまた高価で、しかも消耗品ですから、しばらくするとまた買わねばならなくなる。
こうして軽い気持ちで門を叩いたエステのために、気が付くと大きな借金を背負ってしまっていることが多いのです。
脱毛エステ・医療脱毛
脱毛エステは、脱毛に特化したサロンです。
フラッシュなど、医師でなくても使用できる技術で毛根を弱らせます。
一定期間、繰り返し施術を受けることが必要なため、これもコースで買うことになり、何十万円ものローンを組みます。
効果が出てもやめて数年すると元に戻ります。
長期スパンで見ると、大変なお金を費やして借金が膨らむことが多いのです。
一方、医療脱毛は医師のみが使用を許された強力な技術で毛根を破壊するものです。
エステサロンより単価は高いですが、効果が永続します。
しかし、これもいろいろな部位に施術していくと相当な金額になります。
一つの部位が終わると別の部位を言葉巧みに勧められるし、自分でもすべてを完璧にしたい欲が出てのめりこんでいくのです。
整形手術
二重まぶたやバストアップから入門することが多いですが、コンプレックスの強い他の部位からスタートすることもあります。
エステより即効性のある痩身手段として、脂肪吸引から入る場合もあります。
入り口は安く見せかけていても、結局は何十万円、時には100万円を超える費用が発生し、ローンを組むことも多いです。
手術を受けた後に男性から告白される回数が増えたりしたために、さらにのめりこむ場合も。
一種のマニアになって体中を何百万円、何千万円かけて整形している人もいます。
普通の収入の人がそういう事になっていくと、確実に借金地獄に落ちます。